かぎ針編みのゲージ計算ツール

ゲージ計算
必要な目数— 必要な段数—

上のツールは、ゲージを実際に役立てるための計算をしてくれます。試し編みと編み図を比べる、自分のゲージで編んだときの仕上がりサイズを予想する、作りたい幅に必要な作り目の数を求める、といったことができます。ただし、結果は試し編みの正確さしだいです。このページでは、試し編みの正しい編み方と測り方を紹介します。

用語メモ: 英語のパターンでは、ゲージをUS式で gauge、UK式で tension と呼びます。意味は同じです。US式の single crochet(sc)がこま編み(UK式では double crochet)です。

ゲージとは

ゲージは、決まった寸法、ほとんどの場合10cm(4インチ)の中に、横に何目、縦に何段入るかを表したものです。日本の編み図では「こま編み 16目18段=10cm四方」、英語のパターンでは「16 sc and 18 rows = 4 in (10 cm) using a 5 mm hook」のように書かれます。

ゲージは、糸と針と、編む人の手によって変わります。同じ糸と針を使っても、2人のゲージが違うことはよくあります。だからパターンには「ゲージが合う号数で」と書かれているのです。

試し編みの編み方

  1. 作品に使う予定の糸と針で編みます。
  2. ゲージに指定された編み方で編みます。 たとえばこま編みや、作品で使う模様編みです。
  3. 10cmより大きく編みます。 縦横とも最低15cm(6インチ)。試し編みの端はゆがむので、中央だけを測ります。
  4. いつもどおりに編みます。 「きれいに編もう」と力まないこと。作品を編むときのリラックスした手加減で編みましょう。
  5. 仕上がった作品と同じように洗うかスチームをあてて(ブロッキング)、乾かします。洗うと大きさが変わる糸はたくさんあります。

ゲージの測り方

  1. 引っぱらずに、試し編みを平らに置きます。
  2. 端から離れた試し編みの中央に、定規やゲージスケールをあてます。
  3. 10cm(4インチ)の中の目数を数えます。 半目も数えましょう。半目は大事です。10cmに16目前後のゲージで半目ずれると、幅100cm(40インチ)のブランケットで約3cm(1インチ以上)も変わります。
  4. 縦に、10cm(4インチ)の中の段数を数えます。
  5. 2〜3か所で測って、平均をとります。

数えた目数と段数を、編み図のゲージといっしょにツールに入力しましょう。

ポイント: 1目ずつ数えるのが難しいときは、決まった目数、たとえば15目分の幅を測って、その幅を入力しましょう。ツールが10cm(4インチ)あたりの目数に換算してくれます。

針の号数の調整

試し編みの目数が…… 目の大きさは…… 試すこと
編み図より多い 小さすぎる 太い針にする
編み図より少ない 大きすぎる 細い針にする
目数は同じで、段数が違う 幅は合っていて高さが違う ふつうは針はそのまま。段数を増減して長さを調整する

針は1号ずつ替え、新しく試し編みをして、もう一度測りましょう。多くのパターンでは「〜cmになるまで編む」と長さで指示されるので、ふつうは段数(高さ)より目数(幅)のゲージのほうが大切です。

自分の作品にツールを使う

このツールは、こんな実用的な疑問にも答えてくれます。

  • 決まった幅には何目必要? 1cm(または1インチ)あたりのゲージに、作りたい幅をかけます。例:10cmに16目なら1cmあたり1.6目。幅50cmのマフラーなら、1.6×50=80目が必要です。
  • 自分のゲージだと、このパターンはどのくらいの大きさになる? パターンの目数を、自分の1cmあたりの目数で割ります。80目のパターンを1cmあたり1.4目のゲージで編むと、幅は50cmではなく約57cmになります。
  • 作り目は何目にすればいい? 立ち上がりの分を足します。こま編みの往復編みなら、目数+1目のくさりを作ります(針から2目めに編むため)。長編みの場合は、立ち上がりを1目と数えるかどうかで変わるので、パターンに従いましょう。
  • 模様の倍数: 模様が決まった目数でくり返す場合(たとえば「4の倍数+2目」)は、計算結果をその条件に合ういちばん近い数にそろえます。

ゲージが大切なとき、そうでないとき

  • とても大切: ウェア、帽子、靴下、手袋など、サイズが合う必要があるもの。糸が足りるか心配なブランケットも同じです。ゲージがゆるいと、そのぶん糸を多く使います。
  • それほど大切ではない: ふきん、マフラー、コースター、多くのあみぐるみ(ただし、あみぐるみでは別の理由、つまり綿が見えないようにするために、目の詰まったゲージが大切です)。

よくある失敗

  • 試し編みが小さすぎる。 10cmの試し編みでは、測る範囲にゆがんだ端が入ってしまいます。大きめに編みましょう。
  • 洗わずに測る。 コットンや一部のウールは、最初の洗濯で大きさが変わります。
  • 端で測る。 いつも中央で測りましょう。
  • 測るときに試し編みを引っぱる。 自然な状態で置きましょう。
  • 試し編みと作品で針を替える。 メーカーが違うと、「同じ」号数でも変わることがあります。

よくある質問

ゲージとテンションは同じですか?

はい。「gauge」はUS式、「tension」はUK式の用語です。

目数のゲージは合うのに、段数が合わないときは?

とてもよくあることです。目数のゲージが合う針を使い、段数を増減して長さを調整しましょう。決まった段数の中で増減するパターンなら、増減の位置を計算し直しましょう。

針は何号くらい変えればいいですか?

まず1号変えて、もう一度試し編みをしましょう。日本のかぎ針では、5/0号以上なら1号でたいてい0.5mm、それより細い号数では0.2〜0.3mm変わります(たとえば3/0号=2.3mm、4/0号=2.5mm)。差がとても大きいときは、糸の太さを変えたほうがよい場合もあります。

あみぐるみにもゲージは大切ですか?

正確な数字が問題になることはほとんどありませんが、目の詰まった編み地にする必要があります。あみぐるみの多くは、毛糸のラベルより細い針で編みます。