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かぎ針と糸の持ち方

白いコットン糸で編んでいる手元のクローズアップ。右手は金色のかぎ針を鉛筆のように持ち、左手は小さなモチーフをつまみ、糸は立てた人さし指にかかっている。
かぎ針を持つ手は鉛筆持ち。もう片方の手で編み地をつまみ、糸の張りを調節します。 写真: Miriam Alonso / Pexels · Pexels License (加工あり)

かぎ針の持ち方に、たったひとつの「正解」はありません。よく使われる持ち方が2つあり、人それぞれのアレンジもたくさんあります。目指すのは、針がなめらかに動き、糸が均一に送られる、力の抜けた手です。このページでは、2つの持ち方と糸のかけ方、そして自分の持ち方がうまくいっているかの見分け方を紹介します。

かぎ針の各部の名前

部位の名前を知っておくと、持ち方の説明がわかりやすくなります。

部位 役割
針先 目に差し込む部分
フック(のど) 糸を引っかける、くぼんだ部分
軸 ループの大きさを決める部分。号数(太さ)はここで測る
指当て 親指をのせる平らな部分
持ち手 残りの部分。手の中におさまる

ループはいつも、細いフック部分ではなく軸で作りましょう。そうすることで、その針の号数どおりの大きさの目になります。

持ち方1:鉛筆持ち

  1. 鉛筆を持つように針を持ちます。 フックは自分のほうか、やや下に向けます。
  2. 指当てに親指をのせ、反対側に人さし指を添えます。
  3. 中指に針をのせ、持ち手を親指と人さし指のあいだの水かきに沿わせます。
  4. フックから3〜5cm(1〜2インチ)ほど後ろを、軽く持ちます。

鉛筆持ちは細かいコントロールがしやすく、手首や指の小さく正確な動きが好きな人に向いています。日本のかぎ針編みの解説でも、鉛筆のように持つ方法が基本として紹介されています。

持ち方2:ナイフ持ち

  1. テーブルナイフを持つように上から針を持ち、持ち手を手のひらの下におさめます。
  2. 指当てに親指をのせ、人さし指を針の上に沿わせます。
  3. 残りの指で持ち手を軽く包みます。
  4. 手首から動かし、針を回して糸を引っかけます。

ナイフ持ちは安定感と力強さがあり、大きな作品でも疲れにくいと感じる人が多い持ち方です。

ポイント: どちらにするか決める前に、それぞれの持ち方でくさり編みとこま編みを10分ずつ編んでみましょう。少しでもぎこちなさが少ないほうが、たいていあなたに合った持ち方です。

糸のかけ方

針を持たないほうの手(糸を持つ手)には、2つの役目があります。糸の張り(テンション)を調整することと、編み地を押さえることです。

  1. 玉につながっている編み糸を手の甲側から、人さし指にかけます。
  2. 糸を中指と薬指の下に通すか、張りを強めたいときは小指に1回巻きつけます。日本の解説では、小指と薬指のあいだに糸をはさみ、人さし指にかける方法がよく紹介されています。
  3. 人さし指を少し立て、針までの糸が短くぴんと張るようにします。
  4. 今編んでいる目のすぐ下の編み地を、親指と中指で押さえます。
  5. 数目ごとに押さえる位置を上へずらし、いつも針の近くを持つようにします。

手加減を整える

編み目が…… 試してみること
きつくて針が入りにくい 糸の通り道をゆるめる。小指に巻かない。ループを軸の太さいっぱいまで引き出す
ゆるくてぶかぶか 小指に1回巻く。人さし指を高めに立てる
ふぞろい 押さえる位置をこまめに上げる。ゆっくり編む

手加減は、どんなコツよりも練習で良くなります。数時間編むうちに落ち着いてくるはずです。

左利きの方

左手に針を、右手に糸を持ちます。持ち方はどちらでもかまいません。左から右へ編み進め、編み方の手順はすべて同じで、左右が反対になるだけです。編み図や写真は鏡に映したように見えるので、画像を左右反転したり、鏡を使ったりして対応する人が多いようです。

手が痛くならないために

  • 握る力をゆるめましょう。 指の関節が白くなるほどなら、握りすぎです。
  • 指が痛むときは、太くてクッション性のある持ち手のグリップつきかぎ針を試してみましょう。
  • 20〜30分ごとに休憩し、指と手首をストレッチしましょう。
  • 前腕を支えられる姿勢で座り、肩の力を抜きましょう。

よくある失敗

  • 針先に近すぎるところを持つ。 動きが窮屈になり、ループがフック部分に寄ってしまいます。
  • 糸を強く握りすぎる。 目がきつくなり、手も疲れます。
  • 編み地をぶら下げたままにする。 押さえていないと、針を入れるたびに目が動いてしまいます。
  • 持ち方をしょっちゅう変える。 ひとつに決めて、何回か続けて練習しましょう。

よくある質問

かぎ針の正しい持ち方はありますか?

ありません。鉛筆持ちもナイフ持ちも広く使われていて、どちらもきちんと編めます。楽に持てて、目がそろうほうを選びましょう。

初心者にはどちらの持ち方がいいですか?

どちらが良いということはありません。初心者は慣れた感覚の鉛筆持ちから始めることが多いですが、ナイフ持ちのほうが好きという人もたくさんいます。

かぎ針編みをすると手が痛くなるのはなぜですか?

たいていは、針や糸を強く握りすぎているか、休憩せずに長時間編んでいるためです。太いグリップつきの持ち手が助けになることもあります。

フックはどちらに向ければいいですか?

基本的には自分のほうか、やや下向きです。ループを引き抜くときは、引っかからないように針先を下に回します。

工程写真

立てた人さし指にクリーム色の糸をかけ、ループが2つかかった紫のかぎ針の近くで編み地をつまんでいる手のクローズアップ。
糸を持つ手:編み糸を人さし指にかけ、かぎ針のすぐ下で編み地をつまみます。 写真: Castorly Stock / Pexels · Pexels License (加工あり)
左利きの人が、左手に銀色のかぎ針を持ち、右手の人さし指にクリーム色の糸をかけて、カラフルなグラニースクエアのブランケットの縁を編んでいるところ。
左利きの場合:左手でかぎ針を持ち、右手で糸の張りを調節します。 写真: Kravk / Wikimedia Commons · CC0 1.0 (加工あり)